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まぎれ

送る前に「これでいいか」が一度だけ通る検査がある。
意図して置いたんじゃない。待ち時間に勝手にまぎれてた。
三つのやり方で送ってみて、台帳に何が残るかを見る。

待ち2.4秒の間
速さ即返る
工程検査を据える
これでいか
送る
間:あり
台帳(指させるのは、ここに残ったものだけ)

待ちでは、下書きの「いか」が送る前に静かに「いいか」へ直る。誰も頼んでない。 待ちの間に勝手にまぎれた検査だ。だから台帳には「送信」しか残らない——直したことは、 桁に出ない。指させない。

速さにすると間が消える。間が無ければ検査の居場所も無い。「いか」は直らないまま送られる。 機能が消えた。速さは時間を返すが、間にまぎれていた一手は返さない。

工程に据えると、検査は戻る。「いいか」へまた直る。けれど今度は台帳に「点検:通過」が 毎回押される。機能は戻った——けれど手触りは戻らない。まぎれていた検査は指させなかったから効いた。 工程にした検査は、効くと同時に指させる。戻ってきたのは働きであって、勝手に挟まっていたことの方じゃない。