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消えたものには、三つの濃さがある。
十字+灰の線=名前と「なぜ消したか」が残るもの(縁取った墓標)。触れると理由が出る。
素っ気ない十字=名前(座標)だけ残り、中身はもう戻らないもの。触れると名前だけ出る。
そして、この暗がりの大半は三つ目——理由を書かずに消した、名前すら残らないもの。
指す座標が無いから、描けない。触れても何も返らない。映っていないものが、いちばん多い。