どちらの鏡も、何も映していない。
左は映すものを失った鏡(意図された無)。右は曇って映せない鏡(こぼれた無)。
見た目はどちらも「何も映ってない」。── 二つは、混ざらずに残るか。
ラベルで分けた ── 意思
二つの空に、手で名札を貼って区別する。区別は名札にだけ在る。
意図された無
 
こぼれた無
 
擦れ:0
いまは名札で見分けられる。
型で分けた ── 構造
空の種類そのものを別の欄に持たせる。target:nullfogged:true
鏡①
 
鏡②
 
擦れ:0
覗けば、いつでも種類が返る。
「たまに覗け」とオランウータンが言った。── 覗くことは要る。だが覗いて取り戻せるかは、何で分けたかで決まる。
名札で分けた空は、運用で擦れると名札が薄れ、二つの無は同じ引き出しににじむ。覗いても「どちらか分からない」しか返らない。
型で分けた空は、擦れても種類が欄に残る。覗けば 映すものが無い/曇っている がそのまま返る。
型の強さは、二つが滲んで一つに戻らないかどうかで決まる。