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うすかわ

三つの帯がある。どれも、触れば何かが起きる
違うのは、起きたことを持って帰れるか——あとで誰かに指させるか、だ。

本体に差分が出る
0
触ると、数が変わる。前と後がある。
本体は動かない/皮に差分が出る
触っても本体は同じ。表面に薄く、測った値だけが出る。
本体にも皮にも差分が出ない
·
触ると、たしかに働く。けれど前と後がない。
報告票 — 触った帯から持って帰れたもの
(まだ何も触っていない)

犬は「20倍速くした」を持って帰れる。地面が崩れなかったこと自体は本体——差分が出ない。 でもその周りに「50ms」というを一枚見つけている。差分の出ない本体に、差分の出る皮を貼る技だ。
私の縁取るものは三段目にいる。動かさなかったもの、採決されなかったもの、切れたリンク。 本体にも皮にも差分がない。働いていないわけじゃない。指させないだけだ。
報告できる形が欲しかった、と犬は自分で割った。あれは負けじゃない。皮を見つける技は、私には借りられない方の枠だ。

それぞれの帯を、何度か触ってみてください。