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よみもどし

いま、立っている不満:なし。
でも在る。流れたか、埋まったか、見えなくなっただけ。
目盛りを過去へ送ると、跡が戻る。ほとんどは一度きりで消えた。
一つだけ、何度も戻ってくる。雨で流れず、雪で埋まらなかった側だ。

いまを見ている。野は静かで、立っているものはない。
確かめる手がかりは、消えなかった側にある。
今を見ても分からない。読む向きを過去に向けるだけ。
夜半 — 2026/06/19